【考察】映画インサイド・ヘッド2|感情との向き合い方を問う

本・映画編

どうも!いそやんです。

映画『インサイド・ヘッド2』、皆さんはもうご覧になりましたか?

1を見ずにいきなり2から見た私ですが、前提知識がなくても楽しめる上に、感情との向き合い方について改めて問われるきっかけとなりました。

思春期真っ只中のお子さんも、それを乗り越え今を生きる大人たちも、一度は見ておいて損はない映画です◎
(ただ5歳の娘には若干難しかったのか、途中で飽きてしまっていました💦)

この記事では若干のネタバレ要素も含みつつ、インサイド・ヘッド2が伝えたいことはなんだったのかを考察していきます。

それでは行ってみましょーう!

※この記事にはプロモーションも含みます。

『インサイド・ヘッド2』とは

『インサイド・ヘッド2』ってそもそも何?という方は公式HPをご覧ください。

こちらにも概要を引用しておきます。

どんな感情も、きっと宝物になる―ディズニー&ピクサーが贈る、あなたの中に広がる<感情たち>の世界。
少女ライリーを子どもの頃から見守ってきた頭の中の感情・ヨロコビたち。ある日、高校入学という人生の転機を控えたライリーの中に、シンパイ率いる<大人の感情>たちが現れる。
「ライリーの将来のために、あなたたちはもう必要ない」―シンパイたちの暴走により、追放されるヨロコビたち。巻き起こる“感情の嵐”の中で自分らしさを失っていくライリーを救うカギは、広大な世界の奥底に眠る“ある記憶”に隠されていた…。
引用:ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』公式サイト、https://www.disney.co.jp/movie/insidehead2

前作の『インサイド・ヘッド1』も結構人気のようで、Amazonプライムでは1136件のレビュー数に対して⭐️4.5の評価を得ています。

先日、『インサイド・ヘッド2』の公開記念で地上波初放送していたのに見逃した…キーッ!!(悔しい感情を表現していますw)

同じように見逃した方は、有料ですがAmazonプライムで見れるようですよ。。

Amazon Prime Video

とにもかくにも!この映画は感情たちがテーマになっています。

感情と聞いたとき、あなたは何を思い浮かべますか?

喜び、悲しみ、怒り、不安…などなど。

あげればキリがなさそうですが、今回は主人公がちょうど中学生から高校生になるタイミングのお話。

そう、まさに思春期です。

我が娘はまだその時を迎えてませんが、その時期のお子さんを持つ同僚の話を聞いたことがあります。
ただ一言…大変だと。。

今から「どうしよう・・・」と、起きてもいない未来について心配していますが、本作はそんな感情が主です。

とはいっても私の立場は「親」なのでちょっと異なりますが。

感情に良いも悪いもなく、ただそこに在るだけ

この映画では『ヨロコビ』という感情が、感情たちの中で主役として描かれています。

でも思春期に入った途端、『ヨロコビ』は左遷のような状態になり、その代わりを『シンパイ』が勤めることになります。

これまでは、今この瞬間が楽しければよかったというような少年時代。
そこから成長に伴い、気づけば先々のことが心配になる思春期が見事に描かれています。

さて、ここで一旦考えてみましょう。

喜びという感情ではなく、心配という感情が自分の思考の軸になったらどうなるでしょうか?

はい。想像通りの展開が映画でも待ち受けています。

よりよい未来を築こうとする目的は一緒であるにもかかわらず、心配しすぎることで今この瞬間が不幸になってしまうのです。
例えば、情緒不安定になったり、楽しいことがあってもどこか上の空な状態です。

一方で、心配という感情が不要かというとそうではありません。

ポジティブな感情だけに任せて無鉄砲に動いてしまうのは得策ではないはずです。

喜びもあって、心配もある。怒りもあるし、恥ずかしさもある。

いろんな感情があった上で、今の自分を形成するのです。

感情を主体に生きるのではなく、どんな人生を歩みたいかがあった上で、その道なりに様々な感情が存在する
そういうものだなと実感させられます。

自分らしさを決めるのは自分自身

この映画の冒頭に、これまで蓄積してきた思い出に伴って生まれた感情の玉を、記憶の彼方へ追いやるシーンが出てきます。

主に飛ばされていたのは、ネガティブな感情を伴う感情の玉。

それを弾き飛ばすことでポジティブな感情に満たされ、「自分は良い人」というマインドを形成していました。

初めはそれが良いことだと思っていた『感情たち』。
しかし、ネガティブな感情が伴う過去と向き合うことなく、ポジティブな思い出を意図的に選ぶことが本当にいいことなのかと自分たちに問いかけます。

色んな感情が混ざっていること自体は悪ではない。

そこから何を学び、今の自分にどう活かすかが重要であるということだと感じました。

生きていたら良いことも悪いこともあります。
起きてしまった出来事は変えられません。

その過去が痛みを伴うものだとしても、私たちが生きているのは今この瞬間です。

感情に左右されるのではなく、今を、そして未来をどう生きたいかという価値観を根っこに持って生きていくことが大事なのです

言うは易し行うは難しなのはわかります。

ですが、過去に囚われてしまってると気づけるだけでも、今この瞬間に意識を向けられる一歩です

マインドフルネスが流行ってますが、そういったものを活用するのもいいですね。

相手も自分と同じ人間なり

ここまで自分主体で物事を考えてきました。
が、自分以外の他の人だって同じです。

人間ですから、相手にもいろんな感情が湧き起こります

もし人間関係で悩むことがあったら、相手の行動の背景にどんな感情があったか、という点を考えてみましょう。

映画の中でも、思春期に入った主人公のライリーは、憧れの先輩を前にして恥ずかしかったり、気に入られようと忖度したり、アイスホッケーの練習試合で活躍しなきゃと躍起になったりします。
また、一緒にいた親友にも冷たい態度をとってしまうこともありました。

もし、これまでめちゃくちゃ仲が良かった親友がつれない態度で自分に接してきたらどう思いますか?

「ん?」って訝しげに思ったり、「なんだよ急に」ってちょっと不機嫌になったりするかもしれません。

つまり相手には感情があって、自分にも感情がある。

それによってもたらされる行動がある。そういうことです!

「えっ…何それ?」って思うかもしれませんが、その事実を受け止めることが大事です。

感情に対して感情でぶつかってもあまり良い未来は築くことはできません。

相手がいつもと違うなら、その背景には何があるのか想像してみてください。

そこには、何か悲しい感情や悔しい感情、焦りなどがあるのかもしれません。

一旦感情を受け止めたあとに、お互いがどういう未来を作りたいかをゆっくり話せることが重要なのです。

大事なのは自己理解を深めること、相手を知ること

感情の扱い方は、自分や人とどうやって向き合うかに繋がります。

感情に左右されてしまっては自分の行動も制御できなくなりますし、他人と良好な関係を築くのも難しくなるでしょう。

自分は何が大事なのか、どんなふうに生きていきたいのか。

相手は今どういう状況なのか、何を考えているのか。

これらを知るには、結局対話しかありません。

自分との対話。相手との対話。

頭の中でどれだけ考えても人の思いや考えはわからないものです。

それは自分自身にとっても同じ。

自己理解を深めようと自問自答しても、無限ループに陥り抜け出せないことがあります。

だからこそ…対話で自己理解も深めましょう!

私、いそやんがその対話の相手になります(初回はお試し価格の1時間500円)。

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皆さんにとって良い人生を過ごせますように!

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