茶道初心者がいく!「さぁどう!」の時間です!(絶対滑る)
2023年の4月から稽古を始めて早5ヶ月。
やっとこさそれなりに楽しさがわかってきました。
この記事では、茶道に興味があるけど始めるに至ってない方に向けて、その醍醐味をこの初心太郎が語りかけます。
どうぞ茶の世界の一端をご堪能あれ。
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茶道をやることのメリット
全ての物事に通ずる精神を茶道で養える
茶道って全ての物事に通ずるなーと思う瞬間が多々あります。
まず、相手を慮る精神。
お客さんの好きなものや嫌いなもの、今日のコンディションや季節感まで、お客さんとなる人のあらゆることを考慮します。
その上で、茶席全体のテーマから使う茶碗の選定まで、準備するものも多岐に渡ります。
共通するのは、どういうもてなしをすれば、その人は喜んでくれるのか。
この一心で、もてなす側の主人は何日も前から準備するのです。
これって茶道特有かと言うとそうではありません。ビジネスの世界も一緒ですよね?
顧客に価値を提供することは、そのニーズを把握することであり、顧客を喜ばせることに他なりません。
そして価値を提供するまでにおける礼節も、茶道の中で学ぶことができます。
また、お点前一つひとつがとても合理的で、無駄がありません。
なぜこの手順でやるのか、それぞれの意味合いを考えるととてもスマートに考えられていることがわかります。
素人目に見てると、なんであんなにせせこまと動くのだろう…と思っていましたが(汗)
そう思ってた私は完全に素人だったわけです…とほほ。
昔はかの織田信長や豊臣秀吉など名だたる人が茶道を嗜んでいました。
戦国時代においても、必要な教養だったことがわかりますね。
茶道をすることで得られるもの
- 日本文化に関する教養
- 四季にまつわる知識、教養
- 社会でも通用するしきたり
- 人をもてなす心
- 人脈
- 非日常の体験
もーっとあると思いますが、パッと思いつくものを挙げてみました!
この中で強いてコメントするなら、最後の非日常の体験。
お茶のお稽古って、普通に過ごしてたらやらないですよね?(笑)
初心者にとっては、まずお稽古にいくこと自体が非日常な訳です。
その後、お稽古に通うことは日常になるかもしれません。
しかし、稽古場の扉を開けた瞬間、その中で過ごす時間はあっという間に日常のことを忘れさせてくれます。
仕事でモヤっとしたことがあっても、稽古場を出る頃には前向きになれている。
そんな素敵な場所◎
茶道仲間と一緒に成長しあえる
私の稽古場では、自分がお点前をしている時、正客を先生が、次客をお弟子さんがやるスタイルをとっています。
つまり他のお弟子さんと一緒に稽古場にいることになり、その場の空間を一緒に作ることになります。
互いのお点前を見て学んだり、先生からの指導をともに共有したり。
まさに苦楽をともにする仲間!(先生は大変優しい方ですがw)
先生以外の人脈ができ、その仲間と一緒に成長しあえる過程はとても気持ちがいいものです。
お稽古のあれこれ
お稽古の回数は月に3回でも十分
現在、私は月に3回お稽古に通っています。
3回というと少なく感じるかもしれませんが、実際はめちゃくちゃいい塩梅です。
普段、仕事に家事育児にとやっていてお稽古に割ける時間がそれくらい〜という現実的な話ももちろんあります。
一方で、次のお稽古まで1週間くらい間隔ができ、予習復習をする時間が生まれます。
この予習復習が結構大事!侮ってはなりませぬ。
やるのとやらないのとではお稽古の出来が雲泥の差。
頭に入ってない状態でお稽古をつけてもらおうとしても初歩的なミスを指摘され続け、全然上達しません。
しかもお点前のやり方を覚えるだけが茶道ではないですからね。
茶道は、長期間にわたって着実に習得していくもの、という前提をおいた方がベターです。
月謝は大体1万円前後かかる
入門してから、かかった費用はざっと挙げると以下になります。
- 月謝:9,000円
- 会費(入門時のみ):5,000円
- お中元、お歳暮として:8,000円
- お茶事:10,000円
これはお稽古場ごとに異なるのでご参考までに。
また、茶道を始めるのに必要なお道具もありますので、+αでもう少しかかります。
茶道を始めたい!と思ったら
まずはやってる人に話を聞いてみよう
茶道を始めたいけどどうすればいいかわからん!という方はまず身の回りでやっている人に話を聞いてみましょう。(いそやんでもOK◎)
私の場合は、たまたま友人がFacebookに茶道の写真をあげているのを見て、声をかけました。
まずはそういった身近な人に頼るのがいいと思います。
他にも、先生たちがどこか施設を借りて、一般向けにお茶のイベントを開催してくれたりすることもあります。
そういったものに参加して先生と出会い、入門した方もいます。
自分から情報を集めていくことが大事です◎
入門前に見学にいこう!
先生との相性はめちゃくちゃ大事です。入門する前に一度見学させていただくことを強く勧めます。
(見学後に入門を断るのもちょっと気まずいのですがw)
入門を決めたら、長期間に渡り顔を合わせることになるわけです。
この先生の指導、ちょっと合わないかも…と思ったら違うところも見学した方が良いでしょう。
そして長期間通うことが前提なので、お稽古場は家から近い方が絶対にいい。
月3回、されど3回。
私はたまたま家から徒歩5分のところに稽古場が位置していたのでめっちゃラッキーでした☆
もちろん、距離よりも大事なことがありますので、これに関しては近ければベターって感じですね。
初心者が揃えるべき道具
- 帛紗
- 懐子
- お扇子
- 帛紗ばさみ
- 稽古着
- 菓子切り
- 風呂敷
- 白い靴下
これらがあれば薄茶平点前のお稽古はできます。
もう少し上級になってくると違う道具も必要になってきますが、それはその都度用意すれば問題ないでしょう。
茶道ってよくわからん!という方はまず「へうげもの」を読んでみてください!
私が茶道をやろうと決めたきっかけは、漫画「へうげもの」を読んでから。
戦国時代に茶人として生きた古田織部の話が面白おかしく描かれています。
茶道がぐっと身近に感じ、その世界に触れてみたくなること間違いなしです◎
少しでも興味を持った方はぜひ「へうげもの」を読むところから始めてみてくださいー!
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